祝辞が書かれたカード

電報にも歴史あり!電報は明治時代からあるって本当?

電報は、明治時代から始まったサービスです。
今となっても使われ続ける人気のサービスですが、その歴史はどのようなものなのでしょうか。
ここで軽くご紹介します。

電報の歴史

電報は1860年代という、今から150年以上も前に始まったサービスです。
初期は東京都と神奈川県という限られた場所同士でしか送り合うことができなかったのですが、徐々に利用可能なエリアが広がっていきます。
なぜなら当時は、電話やメールもなく、通信手段がほとんどありません。
電報は、電子通信を用いて、離れている場所であっても瞬時にメッセージを送れるという画期的な仕組みであったため、その便利さが受け入れられていったのです。

ただ、電報は高額で一文字単位でお金がかかったため、緊急時の連絡のように、使用シーンは限られました。
また、カタカナしか使えなかったこともあり、「チチキトク」のような、短い文章で構成されていたという特徴があります。

1920年代には、受け取った信号を元に手書きで書いていた文章がタイプライターで打ち込まれるようになり、1930年代には写真電報といったものも登場し、より進化を遂げました。
以降、電話が一般家庭に普及したことによって電報の需要も下がったものの、現代まで愛され続けています。